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2020.10.16

今さら聞きにくい「職務経歴書の書き方・まとめ方」【前編】

転職 職務経歴書

今さら聞きにくい「職務経歴書の書き方・まとめ方」【前編】

転職活動に欠かせない「職務経歴書」を書く際のポイントをキャリアカウンセラーの目線からご紹介する本シリーズ。前編では職務経歴書とは何か?採用担当者はあなたのどこを見ているのか?をお伝えします。

職務経歴書は、転職活動を戦うための武器

職務経歴書は、あなたのキャリアやスキルを、あなたに代わって企業にアピールする書類です。あなたがどんなに優れた人材であったとしても、職務経歴書で表現できていなければ、意中の会社への扉は開きません。言ってみれば、人生を大きく左右する存在であり、人生を切り拓き、転職活動を戦うための武器と言って過言ではありません。

職務経歴書と履歴書の違いは?

履歴書は学歴や職歴など、あなたの基本的な情報を伝える書類です。
採用担当者は履歴書から、通勤距離、学歴、転職回数、資格、見た目の印象など、あなたがその求人にふさわしい人材か否かを判断しています。
一方職務経歴書は、先述の通りあなたの実務能力や経験、スキル情報等を伝える書類です。「今までに何をしてきて、何ができるか」を企業にアピールするための書類なのです。

採用担当者は職務経歴書のどこを見ているか?

あなたの有するスキル・知識などを知るために、採用担当者は以下のような観点で職務経歴書に目を通しています。

・どのくらいの期間、どのような取り組みを行ない、どれだけの業績を上げたか
・仕事上の強みはなにか
・プレゼンテーションスキルがあるか
・募集職種に求める実務のスキル・知識を持っているか
・求めている仕事のポジション・ミッションを任せそうか
・転職の目的は納得できる内容か
・経験と志望理由に整合性があるか
・転職することでキャリアアップにつながるか
・記載内容に信ぴょう性があるか等々

採用担当者は、これらのポイントを一瞬で判断するため、言いたいことがよくわからない長い文章はそれだけでマイナスイメージです。 記載する前にしっかりとキャリアの棚卸しや自己分析を行い、5W1Hを意識して簡潔に要点をまとめることが大切です。

自己PRチェック5項目

①客観的な評価になっていること

これらの採用担当者の目線を踏まえた上で、人事に刺さる自己PRを考えて行きましょう。まず、一番に大切になるのは「情報の客観性」です。

例えば、「多くのお客様から信頼を得ることができました」と言ってもふわふわしていてなんだか信用できませんよね。では「多くのお客様から信頼を頂き、8割近くのお客様からリピートの希望を頂きました」だったらどうでしょうか。
そう、この「8割のリピート率」という客観的事実こそがキモになるのです。

・営業目標達成率、前年比率
・社内での表彰経験
・顧客からの評価(実際に言われたこと)
・成果に至るまでにクリアした課題(問題解決力のPR)

こういった客観的要素を盛り込むことで、人事もあなたの能力や実績を正しく評価してくれます。くれぐれも、伝え方で損をするようなことがないようにお気を付けて。

②再現性のある成果

ただ数字や成果を語るだけでは、単なる自慢話に終わってしまいます。
数字は根拠として大切ですが、本当に重要なのはいわゆる仕事で培ったノウハウ、これからの業務で活かせることをアピールすることです。成果をアピールするときは、そこから得た教訓や実践的知識などもセットに。

・再現性があるかどうか(汎用性がないやり方はNG)
・前職と採用希望先の共通点を意識(向こうの求める人材であること)

これらを見据えて、成果をより魅力的に輝かせましょう!

③具体的なエピソード

企業の採用担当者というのは、何百という応募書類に目を通しています。その中で、ネットのサンプル文をそのままにしたような職務経歴書があったとしたらどうでしょうか?おそらく、彼らの記憶には何も印象が残らずに終わってしまうでしょう。もちろんお手本を見て非礼や逸脱がないようにすることは大切です。

しかしそれと同時に、それが自分の言葉になっているか(テンプレートになっていないか)というのも大事な要素なのです。

④伝えたいことをシンプルに表現する

自己PRで陥りがちなミスの一つに、◯もでき、✕もでき、△もできます。
と言ったように自分のできることを羅列して器用さをアピールすることがあります。

実はコレ、面接官からすると結局どのスキルを活かそうとしているのかが分からず、人材としての価値が分かりにくくなってしまっているんです。面接官に自分を強く印象付けたい時は「一つのキーワード」を設定し、そこを軸に自己PRを展開していくといいでしょう。

⑤相手に合わせること

企業というのは応募者がアピールしたい部分に対して必ずしも興味を持つ訳ではありません。大切なのは、「企業が何を欲しているか」を悟り、相手の需要に対して自分が供給できる部分をアピールポイントに据えるということです。

自己PRにおけるキーワードを設定する時は、応募企業が求める人物像や過去の採用事例についてしっかりと読み込み、その上で自分の何処を推していくかを考えてみてください。

後編では具体的に何を書いたらいいのか?記載する際に重要なマインド等をお伝えします。