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2021.03.04

若手の転職!なぜ企業は第二新卒を採用したがるのか?

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若手の転職!なぜ企業は第二新卒を採用したがるのか?

就職活動ではよく耳にする第二新卒というワード。皆さんは具体的に何を指すのかご存知ですか?今回はこの第二新卒とは何かをはじめ、どうして企業達が第二新卒を採用したがるのかという部分について端的に解説していきたいと思います。

第二新卒とは

第二新卒を簡潔に表現するならば、「新卒と社会人の中間」と言うのが正しいでしょう。第二新卒というのは、学校を卒業した後に就職し数年間働いたものの、離職して転職活動を行っている人(~25歳ぐらいまで)のことを指します。

似たようなワードとしては既卒というものがありますが、こちらは卒業後就職せずに数年間経過した人を指す言葉であり、社会経験の有無というのが既卒・新卒との大きな違いです。

第二新卒が採用されやすい理由

ここ数年で第二新卒の需要は上昇傾向にあり、今では6割以上の企業が第二新卒採用に積極的な姿勢を示しています。一体何故これほど第二新卒者の需要が高まっているのか、今からご説明いたします。

①若いので会社に馴染みやすい・長く働いて貰いやすい

単純にアンダー25歳というラインは、長く働いて貰いたい企業や人材育成に力を入れている企業にとってはとても大きな意味を持つ年齢です。キャリアを積んできた転職希望者にくらべると、第二新卒は柔軟性・企業風土への適応性・能力の伸びしろが大きく、そこが企業にとっての強い魅力になっているようです。

②ミスマッチが発生しづらい

新卒就職のトラブルとして無視できないのが、「入社したはいいが、企業が肌に合わずすぐに辞めてしまう」という事例です。
2019年10月に厚生労働省から公表された新規大卒者の平均離職率は約3割という数字に達しており、その原因として挙げられるのが社会経験が無いことです。

対して、一度働いたことのある第二新卒者は企業で働くことの意味や感覚をしっかりと理解しているため、入社時にミスマッチが発生しづらく、離職率が低いとされています。

③戦力になるまでが早い

当然ですが、社会経験の有る第二新卒者は前職で社会人としての基礎知識は身につけているため、新卒で入社するよりは遥かに早く戦力として運用することができます。場合によっては前職での経験や知識が生き、即戦力としても採用できるため、企業からは教育コストの削減という部分も含めて魅力的に映ります。

第二新卒に多い転職理由

・さらにスキルアップしたい
・給与などの待遇が不満
・今の仕事にやりがいを感じられない
・働いている企業の将来に不安がある
・労働環境がブラック
・職場での人間関係が悪い

第二新卒の転職理由は大幅に分ければ二つ、「現状への不満」もしくは「キャリアアップのため」になります。

先程も述べた通り、第二新卒というのは就職をするタイミングとしては絶好の機会といっても過言ではありません。新卒時にうまく行かなかったという後悔や、これからさらに躍進していきたいという想い。未来の可能性を拡げていくためにも、現状が釈然としない方は一度第二新卒のタイミングでの転職を検討してみることをオススメします。

第二新卒での最適な転職のタイミングは?

・4月

この時期は定年退職した社員や、その年に離職してしまった新卒社員の欠員募集が行なわれるタイミング。加えて、新卒者向けの社内研修が行なわれるのもこの時期なので、社内に早く馴染みたい、新卒者達に混じってスムーズに会社に馴染みたいという方はこのタイミングに転職できるよう動くのがベストです。

・10月

異動・転勤ラッシュであるこの時期は欠員が発生しやすく、また6月に出るボーナスを受け取ってから退職する求職者が多いという理由で、企業も第二新卒者狙いの求人を多く出す時期です。
また10月というのは多くの企業が下半期の始まりとして設定している場合が多く、4月入社同様しっかりとした社員研修が行なわれるケースが多いです。

なお、現在売り手市場と言われるほどに人手不足が続いている現状、時期に関係なく企業が人材を募集しているケースも多いです。4月・10月だけに焦点を絞って探すのではなく、視野を広く持って、様々な時期の求人を見てみることをオススメします。

まとめ

第二新卒のメリットとしては、一度は社会に出て働いた経験がある人間として評価されること。意欲的な求職者として企業に見てもらえること。企業から見て新卒と比べれば即戦力として扱いやすいこと。異業種への転職も比較的容易であることが挙げられます。

逆にデメリットとしては、基本的な社会人としてのマナーやスキルは当然あるものと見なされていることや、現場経験の浅さから苦労すること、他にはすぐに辞めてしまうのではないかと警戒されてしまうことが挙げられます。

新卒より少しだけハードルが高い部分はありますが、概ねは好意的に見て貰えるのが第二新卒。皆さんも是非、このタイミングでの転職を考えてみてはいかがでしょうか?