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2021.06.04

転職歴が多いと不利?転職回数の多い人が面接の答え方でイメージアップする方法

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転職歴が多いと不利?転職回数の多い人が面接の答え方でイメージアップする方法

クリエイター職など一部の職業は、スキルや経験を積む必要性から転職回数が多くなりやすい職種として知られています。しかし、実際に「転職回数が多い」ことをそのままプラスに受け止めてくれる企業はごくわずかです。

いくら転職が主要になった時代と言えども、出来れば長く勤めて欲しいのが企業の本音。すぐに辞めてしまうのではないか?当人の性格に問題はないのか?彼らの懸念を払拭し、転職回数の多さを強みに転換するにはどうすればいいのか。

今回の記事ではそのコツを伝授していきます!

転職に対する考え方の違い

皆さんは具体的に転職回数が何回を超えたら多いと認識しますか?これは人によって個人差があり、3回で多いと思えば5回で多いと考える人も居ます。

一般的には、20代では転職が3回以上、30代では転職が5回以上で多いという見方がポピュラーなようですね。

これは意外なことかもしれませんが欧米文化圏においては、そもそも「転職回数が多い」ことはマイナス要素よりもプラスに受け取られやすいということはご存知でしたでしょうか?

転職回数が多いというのは「キャリアアップを真剣に考えた証拠」「チャレンジ精神が旺盛な人」というのが向こうでの見方のようですね。

対して、日本では転職回数が多いことは「仕事が長続きしない人」「忍耐力がない人」という風に受け取られてしまう風潮があります。「転職回数が多いことに対してポジティブな動機を話せばプラス要素になる」といった話を耳にすることもありますが、これは例外的なケースだと考えた方がいいでしょう。

日本の面接というのは基本「減点方式」です。転職回数の多さはやはりどう擁護しても日本の企業からはマイナス要素になってしまうと割り切り、面接中の失言を如何にしないようにするかという守備的な姿勢で望むのがまずは正解なのです。

ポジティブに転職回数を表現する伝え方

とはいえ、面接で転職回数について話題に上がることも当然あるでしょう。その時どう伝えれば、一番マイナスな印象が少ないのか。最も重要なのは「言い訳をしない」ことです。

◯ 5回の転職を経てこのようにキャリアップした

✕ 5回の転職を経た。なぜなら

面接官に転職回数を聞かれた時、回数だけを端的に伝えるのはNGです。そこで会話が途切れるだけではなく、何故ですか?と言われた時点でその続きがどうしても言い訳に聞こえてしまいます。

大切なのは「目的意識を持って転職を行った」という姿勢を示すこと。
向こうにとって最も印象が悪いのは目的もなくダラダラと転職を重ねてしまった人だと思われることです。

転職では即戦力が求められるとはいえ、欧米のように即戦力になるなら誰でも歓迎というスタンスは日本では根付いていません。日本の企業の根幹にあるのはやはり、人材を育てよう、自社に馴染んで貰おうという精神であり、そこにコストや時間を注いでいます。

基本的に採用担当者も1~2年で辞めてしまいそうな人は採用したくないと常に考えているため、その不安を刺激しないような言動を心がけましょう。

時には伏せることも重要

前の企業がブラック企業だった。やむを得ない家庭の事情や不幸なアクシデントがあった。
転職回数がかさんだ理由は決して自らの意思でないという人も中にはいるでしょう。

しかし、それを素直に面接官に伝えたとしても、とどのつまり「目的を持たず転職を繰り返した人」と思われてしまえばそこまでです。やむを得ないにしても、「環境のせいにする」「企業のせいにする」ような言動だけは失言なので口にしないと心に決めておくのが正解です。

動機を捏造しろとは言いませんが、転職によって改善された部分があるのならばそこから逆算的に自分の動機を後付けしてみるのもいいでしょう。

例として、別の会社に転職したことによってより能力が発揮できたのであれば、「より自分の脳力を活かすために転職を行った」と面接官に伝えれば問題ありません。
前職がブラック企業で転職を行った場合も、「自己成長のために転職を行った」と言えば嘘にはならないでしょう。

「『自分は運が悪い』と言う人は、どんなに優秀でも絶対採用しない」

これはパナソニックの松下幸之助さんの言葉です。面接官も人間であり、「運が悪い」「自信がない」といった要素に対して情緒的な判断が入る可能性は常に存在します。
前職が明らかなブラック企業だった場合、それを面接官に同情してもらえる可能性はあるかもしれませんが、それは決して採用に繋がるやり取りにはなりません。

大切なのは運でも自信でもなく、「自分の意思」。それを常に意識して、自己PRを行うのが転職で一番のキーポイントとなるでしょう。