中途採用面接徹底ガイド①質問の裏にある面接官のホンネを理解しよう!
中途採用面接と新卒採用面接、同じ面接ではありますが、その質問内容や意図は大きくことなってきます。
ゆえに、中途採用面接では定型を学ぶだけではなく、面接官の立場に立って彼らが何を知りたがっているのか意図を掴むことがより重要になってくるのです。
今回の記事では中途採用面接徹底ガイドとして、面接官達の質問の裏に隠れた本音とはなにか、彼らの知りたがっていることを分かりやすく伝えるにはどうしたらいいのかについて解説していきます。
面接における最重要ファクターは第一印象
採用担当者が中途採用面接においてもっとも注視する部分は何か、志望動機・職歴・スキルなど色々な選択肢が挙げられますが…実は最も合否を分けるポイントは第一印象だそうです。
特にこれは技術職や営業などの、社外との折衝が多い職種に顕著に見られる傾向にあり、対面した時にまず「信頼して仕事が任せられるか」というのはとても大切な要素になります。
実際にあってみてどう見えるか、というのは書類選考だけでは分からないことなので、面接でそこをまず見極めようという訳です。
第一印象を左右する要素として、服装・身だしなみ・清潔感に気を配るのは面接で成功したならば絶対です。逆にどれだけ話の内容を練ってきたとしても、第一印象で門前払いされてしまったら勿体ないですよね。
横柄な態度に見られないように言葉に気を配る
第一印象の関門を突破したら次に見られるのは、やはり「受け答えの態度」でしょう。
ここで真摯かつ簡潔に質問に答えられているか、採用担当者に対して横柄な態度を取っていないかというのがポイントになりますが、この「横柄な態度」というのが中途採用面接だと思わぬ落とし穴になるケースがあります。
特にこれは前職で高いポストに付いていた応募者に多いのですが、どこか年下の担当者に対して上から目線で接してしまったり、自分の能力に対するプライドからかどこか尊大な受け答えをしてしまい、不合格となることがあるのです。
無論、自分の転職における譲れないポイントや、目的意識を明確にするのは大切なことですが、その際に面接官に対して発する言葉選びには意識して気を配りましょう。
志望動機や転職理由はあまり重視されていない
意外に思われるかもしれませんが、採用担当者は応募者の志望動機や転職理由をそこまで採用理由として重視していません。というのも、新卒での採用は「モチベーション・伸びしろ」を基準に応募者を選考するため、志望動機は判断材料の一つとして重視されますが…中途採用・転職者に求められるのは多くの場合「企業にとっての即戦力」であることなので、志望動機や転職理由そのものは対して重視されないのです。
とはいえ、そこでマイナスに取られる受け答えをしてしまうと減点される可能性はおおいにあるので、あまり志望動機や転職理由では攻めた発言はしないのが吉と言えるでしょう。
その他の印象を左右しやすいポイント
最後に、今まで挙げた要素のほかに合格・不合格の決定打となりやすい要素をいくつか紹介していきます。
●目を見て会話ができていない
自信の無さの表れと受け取られてしまいます。特に中途採用では企業は入社してすぐに活躍できる人材を求めているため、こういった態度が与えるマイナスのイメージは大きいようです。
●話に一貫性がない
面接官の質問に自分をより良く見せようと受け答えをしたり、無理にその場で答えを捻り出したりするとかえってこのように受け取られてしまいます。想定外の質問が面接官から来た場合は即答するのではなく、素直にまだ考慮していなかったことを告げ熟考してから返答するほうが誠実な印象を相手に与えるでしょう。
●意欲的に学ぶ姿勢を見せる
即戦力を企業が欲しているとはいえ、入社したら新しい環境に慣れ、会社のルールに馴染むまでのプロセスはまず必要です。学習に対して意欲的な人材は順応が早く、より即戦力として魅力的に見えるため、企業も欲しがる傾向があるようです。
●ポジティブな言動
採用担当者も人間である以上、話していて前向きな言葉が多い相手に好感を抱き、「この人と一緒に仕事をしてみたい」という気持ちが決定打となることは少なくありません。
逆に待遇面のことばかりを気にしたり、転職理由に後ろ暗いムードを漂わせると、それが不合格の決定打となってしまうこともあるので要注意です。
如何でしたでしょうか?
今回は面接の攻略法として、「新卒との違い」「面接官の立場から見た面接」という部分にスポットを絞って攻略法を紹介してみました。この記事の内容がこれから中途面接をする予定がある、もしくは控えた方々の参考になれば幸いです。
中途の面接選考では限られた時間や受け答えの中で、自分が入社後具体的にどうその企業に貢献できるかアピールする必要があります。そのためにはスキルの棚卸しや適切な経験談の選定、応募した企業へのリサーチも必須となります。
しかし、その念入りな下準備が活きるかどうかは本番でのコミュニケーション次第。この記事の内容が皆さんの本番での会話に貢献することを願っています!