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2020.08.26

実際に書くと気になる…職務経歴書の素朴なギモンQ&A【経歴編】

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実際に書くと気になる…職務経歴書の素朴なギモンQ&A【経歴編】

転職活動に欠かせない職務経歴書に関する様々な疑問に、キャリアカウンセラーが答えるこのシリーズ。今回は経歴のまとめ方についてご紹介します。

どうやって経歴をまとめたらいいの?

まずはあなたのこれまでのキャリアとスキルの棚卸しをします。
仕事の実績を数値データで示したり、自分の強みなどの強調したい点を盛り込みながら、簡潔に箇条書きにしましょう。
その際、4つのステップで行うとスムーズです。

①5W1Hで振り返る

いつ(When)、どこで(Where)、誰に(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)という軸で、これまでのキャリアを振り返り、箇条書きでメモします。
成果や契約件数、売上実績、実績を出すために工夫した点などもあれば書き添えておきましょう。勤続年数が長い方は、昇格や昇進、異動などのタイミングでWhenを区切る、マネジメント経験がある方は、チームの人数や取り組んだプロジェクトを記載するなど、より具体的な材料を集めるのがポイントです。

②特殊な経験や実績などもピックアップ

5W1Hでは網羅しきれない、社内外の受賞歴、新規事業の立ち上げや自らの成長のターニングポイントとなった失敗談や特殊な業務の経験も洗い出します。

③PRポイントを整理

①②の内容を「~ができる」「~を身につけた」「~を努力した」「~のとき達成感を感じる」「~が得意」「~の知識がある」「~は自信がある」などの観点で整理し、あなたの強みを自己分析します。

④応募企業ごとに内容を取捨選択

①~③で明確になったあなたの経歴や資格、能力、ノウハウを「相手が知りたいこと」を軸に構成していきます。応募先企業が何を求めているのかを採用情報や会社情報などから読みとり、あなたのキャリアからアピールできる材料を抜粋し、整理するのです。多ければいいだろう、とすべてを記入するのは、かえって魅力が伝わりにくくなるため逆効果です。

採用担当者に読ませる工夫をしてみる

基礎的な部分がしっかりと書けたら、今度はより採用担当者の興味を引くような、読みたいと思わせるような工夫をしてみてもいいかもしれません。

【工夫例】

・冒頭に【経歴要約】などの見出しを付け、応募先にアピールしたい経験を要約した文章を端的に200文字程度で記載する。

・会社概要などを端的に記載することで、前職での経験のイメージがより伝わりやすくなる。

・見出しやレイアウトを工夫し、文字が詰まりすぎず読みやすい書類作成を心がける。

履歴書と違い、職務経歴書には決まったフォーマットというものがありません。故に、如何にスマートなデザインにするかというのも応募者の腕の見せどころ。綺麗にまとまった職務履歴書は応募者の「伝える力」の高さを担当者にアピールできます。

自分のキャリアの魅力を最大限アピールできる形式を選ぼう

職務経歴の記載の仕方ひとつを取っても、相手から見た印象は大きく変わります。

例えば、過去から未来へと経歴を連ねる「編年体形式」では昇進や実績の流れが分かりやすいというメリットがあります。逆に現在から過去に遡る「逆編年体形式」では直近のキャリアについて相手に強く印象を与えることができます。

他にも専門性の高い職種に応募する方や、転職経験が多く過去に応募先企業と同様の業務に就いていた方は職務経験をプロジェクトや業務内容といった単位でまとめる「キャリア式記述」がオススメです。
もし、こういった作用を理解せずに書き方をチョイスしてしまっていたという方は、ぜひこれを機に自分がPRしたい部分が最も引き立つ記述形式で職務経歴書を作ってみてください。

選ばれる職務経歴書を書くために大切なのは事前準備です。あなた自身のこれまでのキャリアを振り返る、いい機会にもなりますので入念に行いましょう。